
私のおぼろげな記憶をひたすら書き出しているだけですが、
大人の印象操作もあって記憶から混濁している部分が有ります
フェイク無しですが、矛盾点は記憶違い等から来るものなので、
真相は解りません
実は私は小学校に入る直前の記憶がすっぽり抜けている、
ことになっている
私の母親は慢性人手不足の大病院の外科で働いていた
当時は産休育休なんて機能していなくて
(取りたいなら辞めろという風潮)、幼い私は祖母に預けられ、
母親は産後退院するとすぐに職場に復帰して働いてた
父が「子供は自分の食い扶持は持って生まれてくる」
という腐った考えから、通帳とカード握った父が出産に関わる費用を
一円も出してくれなかった事実に母親の選択肢はなかった
そうして私は祖母の家で長らく過ごすことになる
祖母の家はあれだけ過ごしたのに、今ではほとんど抜け落ちている
玄関の薄っぺらいアルミ扉をひらけると、左手に小さなキッチン、
右手にトイレと私が身長を記録した柱がある
その向こう側に大人四人が入ればイッパイイッパイになるリビング、
隣に窓のない小さな寝室、その隣に続きで祖母の仕事場があって、
足踏みミシンと大量のボビンレースが置いてある
どの部屋も低身長の私では電気がつけられず、
祖母の寝室は常に暗かった記憶しかない
私はキッチンの赤い冷蔵庫の上に置いてある、
コーヒーの空き瓶に入れられた角砂糖を食べるのが好きだった