中学校の修学旅行のときに起きた話。
まず、前提として父はかなりのミリオタ。そして俺もその影響でミリオタ。
で、父はよく変な遊びをしてくる。例えば雷撃機が飛んできたごっこなんかは、
父が手を飛行機に見立ててこっちに向かってくるので、俺はそれを対空機関銃で撃ち落さなくちゃいけない。
さすがに小学校の高学年ぐらいになると馬鹿馬鹿しく思えてくるんだが、
俺がそれに乗ってあげないとすごいしょんぼりするんで内心コイツガキだなぁなんて思いながら付き合ってた。
で、俺が中学のときの修学旅行に出発するとき、両親が見送りに来てくれたんだが、
出発するバスに乗ってふと外を見ると父と目が合い、ビシッときれいな敬礼を決めてくれた
(しかもバスに乗る俺に配慮してか海軍式だった、いつもは陸軍式なのに)
馬鹿らしいとは思ったけど、父を数日間しょんぼりさせるのも可哀想だったんで俺も敬礼を返してそのまま出発。
バスの中で「あの敬礼してたのだれ?」って話になり、
親しい友達は「さすが俺君のお父さんだな」そこまで親しくない友達は「あぁ、やっぱり」
話したことも無いような相手も「面白いお父さんだね」なんて話をしながら旅行開始。
修学旅行中も色々あったけどこの話には関係ないので省略。
で、三泊四日の旅行を終えて帰ってきたんだが、俺だけ両親が迎えに来てくれなかった。
予定では母が迎えに来てくれるはずなんだがなぁ…と思っていたら
一番の親友のAの母が駆け寄ってきてAにお帰りを言った後、俺に話しかけてきた。
「俺君もお帰り、これからおばさんちに遊びに来なさい」
俺もAも結構疲れてたんで疲れてるんでいいですとか、明日でいいよといったが、
