
もう10年以上も前の話。正確な金額と細かいやりとりは、適当に補完して書く。
同僚Aは、あるメーカーのバッグが欲しいけど、でも高い。しかし欲しい。
と、悩んでるんだよねと、私と同僚B~Eに世間話としてそれを話した。
「なにか他に楽しいことがあれば、バッグのことなんて忘れちゃうんだけどね~」
そう言ったAに、同僚Bが提案した。
「みんなで飲みに行こう!私がセッティングするよ、美味しいお店あるんだ」
その場にいた全員が参加することになった。A~E、そして私の7人。正社員から派遣まで、いろいろなメンツ。
実際に連れて行かれたのは、オシャレだけどややお高めのお店で、正直面食らった。
でも、Bに幹事をお任せしたのだし、まあいいか、と思った。
料理はコース、ドリンクは別。みんな料金を気にしてか、控えめな飲み方。
そんな中、Bだけは高いお酒までガンガン注文。嫌な予感がした。
他の同僚たちも引き気味で、Bをやんわりたしなめたりしたけど、無駄だった。
そして、B以外のメンバーで目配せし、早めのお開きに。
そのとたん、Bは「はい、これ。ごちそうさま!」と、伝票をAに押し付けた。