どんな不幸があったかという声で、彼から夜中に電話があった。
なかなか用件を話そうとせず、苦労して聞き出すと何のことはない、
女をまじえた飲み会に出ることになったらしい。
彼の立場上、断れというのが無理。
彼は飲み会は大好きな人で、ただ、彼女がいるのに
女がいる飲み会に行かねばならないと思い詰めていた。
「彼女がいるからって断ったんだけど。」「いいよ、気にしなくて。」
「でも・・・」「じゃあ、やめれば?」
「行くしかないんだよ・・・」「うん。」
「でもお前に悪いし・・・」と沈み込んだ声で延々ループ。
私を納得させたくて、悩んでる芝居してんのかって
邪推したくなるぐらいの重厚な暗さ。
最初は少し嬉しかったけど、キリがなくいい加減うんざりする。
やっと不毛な長電話を切り、この人は、今後飲み会の度に
ここまで思い詰めるのかと嫌になった。
後日、彼の友達から
