車を強奪されそうになった話
山奥の村に住んでいた俺は大学まで車で通学していた。
帰宅途中、後方から猛スピードで迫りそのまま追い越していった外車がいた。
当時、外車に乗っている奴は地元にはいなかったから、
余所者が調子こいて飛ばしているんだろうと特に気にすることなく走行していた。
数分の後、所々、ガードレールが損傷し、道路に物が落ちていることに気づく。
街灯もなく、真っ暗な道なので、速度を緩めて走行していくと、
カーブの所で木に衝突して大破している車が見えた。
さっき追い越していった車みたいだ。
助けようかとも思ったけど、どんな奴が乗っているかわからないし、
それこそ怪我人がいて、病院まで連れていくことになればシートが汚れることになる。
それは嫌すぎるので、とりあえず自宅まで帰ってから、救急に電話しようと思い、
大破した車の傍を通り過ぎようとした。
その時、車から女が飛び出してきた。女は自車の前に立ち塞がり何か叫んでいる。
