結果的に復讐になった話。(長いです)
両親の離婚を切っ掛けに6歳から母方の祖母と2人暮しをする事になった。
始め祖母は優しかった。けれど、2ヶ月も経たない内に虐待が始まった。
肉体的には、平手打ち、蹴り、物で殴る等、
手加減か年寄りだからなのか大怪我をさせられる事は無かった。
しかし、精神的虐待は日を追う毎にエスカレートして行き、
7歳になる頃には私は原因不明の体調不良を度々起こす様になり
病院で自律神経失調症と診断された。
祖母はこの診断結果にも激怒して、だらしが無いからだ!
と私を罵った。
精神的虐待は理不尽に罵る蔑む、私の大事にしている物を壊す等色々有ったが、
1番キツかったのは毎晩布団に入ると始まる儀式だった。
「お婆ちゃんは年寄りだから、明日の朝あんたが起きたら死んでるかも知れない」
と言い始める。子供にとって1番身近に居て頼るべき存在の消失は最大の恐怖だ。
私は死なないで、と泣いて何十回も頼む。
すると祖母は満足して先に寝てしまう。
当然私は寝付けず、連想ゲームの様に恐ろしい想像が膨らんで行く。
それはいつも全人類が死に絶えてたった1人残されるというもので、
世界中の人の代わりに自分だけが死ぬという願いに近い妄想に行き着く。
すると少し安心出来、手を組み合わせ自分の死を祈りながら眠りに着く。
私は殆ど毎朝泣き過ぎて腫れた目で登校した。これが14歳までほぼ毎晩続いた。
私と母とは月に1~2度会っていたが、一緒に暮らそうと言われてもいつも拒否していた。
鬼の様な祖母もたまに優しくなる時もある。
そんな時の祖母は大好きだった。
それに、母は知らない男性と同棲していたからそこへ行くのは嫌だった。
だが、14歳になった夏、遂に何かが私の中で壊れ、祖母と離れる事となった。
離れた後も1人になった祖母が心配で休みの日に訪ねてはいたが、
毎回暴言を吐かれる事に疲れて足は遠退いていった。
祖母に会いに行かなくなって暫くした頃、
祖母の様子がおかしいと親戚から連絡が来た。
親戚がたまたま祖母宅へ行った所、
寝たきりで天井を見つめたまま反応が無いと言うのだ。
それを聞いて私と母も急いで祖母の元へ駆け付けた。
寝室に入ると祖母は親戚の言う通り、
口は半開きで天井をぼんやり見つめたまま反応しない。
親戚が私が来た事を耳のそばで伝えても全く無反応だった。
母と親戚は遂に祖母がボケたと言いながら、
どうするか相談する為に部屋を出て行った。
