
私にはすごく仲のいいA子がいたんだけど、
ある日唐突に死んでしまった。
交通事故に遭って、その時はぴんぴんしてたんだけど、
夜中に急に容体が変わって誰にも看取られずひっそりと逝ってしまった。
事故に遭ったという報せを聞いて慌てて連絡した時には、
「お見舞いの品は○○のプリンで!」とか軽口を叩くくらい元気だったのに。
A子は私の2つ上で、放置子だった私を何かと構ってくれて、
面倒見てくれて、実の姉のように思っていた。
これからも二人で行きたい場所やらやりたいことやらたくさんあった。
訃報を聞いた時から、頭の中がずーっとぼんやりして、
自分が泣いてるのか何をしているのかどこにいるのかわからなくなった。
時計がいつも通り時間を刻んでることや
新聞がいつも通りに届くことが無性に許せなかった。
でも時間が経つにつれ、徐々に普段通りの生活を送れるようになった。
それでも、日常の些細な場面で
「A子はいないのに私は何をしているんだろう」と考え込んだりした。
ある日、目を覚ますとA子がベッド脇の椅子に座っていた。