「私は同居で辛い思いしたから、
あんたたちは別に居を構えなさい」
なんて言ってたくせに、毎週末呼びつけては、家事をさせ、
マッチ箱の隅をつつくようなイヤミを言うトメ。
相談しても、「あーわかったよ!みんな俺が悪いんだな!」
と意味不明なキレ方をするエネ夫。
ふんぞり返ってリビングでテレビ見てる、基本空気ウト。
そんな義実家には、末っ子長女のコトメがいる。
結婚式で顔を見た程度だが、兄貴である旦那にそっくりだった。
ウトの母は女の子に恵まれなかったので、
コトメは蝶よ花よと育てられたらしい。
一族でも待望の女の子を産んだトメはトメで、
コトメ自慢がまぁウザイことウザイこと。
「コトメちゃんは、私が仕込まなくても、
いつの間にか家事をやってたのに…ね~ぇ?(といいながら私をニヤニヤ見る)」
「コトメちゃんは、世界的大企業の役員の妻なのに、
旦那さんに頼りきらないで、しっかり働いてるのに、ねry」
やめたんじゃなくて産休だと何度言えばry
というわけで、ろくに話したこともないコトメのイメージは最悪だった。
そんなコトメが、地元の友人の結婚式に参列するので帰省するとかで、
トメは大張り切りで、身重の私をこき使う。
「私が作ったのじゃないと食べない」らしい茶碗蒸しの下ごしらえを
嫁がしていると、台所にひょっこり顔を出す、顔が旦那の女性が。
コトメだとすぐ分かった。
「おかーさーん、誰かお客さん来てるの?」
