修羅場っていうかワケワカランな話。
社会人一年生の時、つきあった彼女がいた。
俺は正社員で彼女は派遣だった。
俺は生粋の関東人で職場も関東。
彼女の家は関西の生まれで進学を機に上京したと言っていた。
2人姉妹で、彼女の姉は美人で頭がよくて
「世界一姉を尊敬している」と彼女はよく言っていた。
俺は弟しかいないから男のきょうだいと女のきょうだいって
感覚が違うんだなーと思っていた。
お盆休みが来て彼女は地元に帰った。
俺は写真が好きで、
知らない町の祭り風景を撮るのに当時はまってた。
実家はもともと近いから
盆休みだからって帰省する必要もないと西へ行き
あちこちの町で写真を撮って
ついでに帰りに彼女の実家に寄って
そのまま彼女を拾って帰ろうと思った。
彼女にその旨メールすると
「夕飯は七時頃だからその頃に来て」
と返事があった。
俺は七時ちょっと前くらいに彼女の家に着いた。
家には彼女のご両親と彼女がいた。
居間に通されると
五人分の夕飯が並んでいてテレビがついていた。
両親と、彼女と、彼女の姉と、俺のぶんと五人だなと思った。
でもまだ彼女の姉が揃わないうちから夕飯がはじまった。
俺が
「お姉さんは今日はまだお帰りにならないんですか?」
と目の前の父親に訊くと
父親は「私は他人なんでわかりません」と言う。
