「嘘でーす」
と言って笑い出した、見たこともないような爆笑だった。
本当にわけがわからなかった。それからベットに戻るまでの記憶はない。
次の日から母は何事もなかったように家族に接してきた。この日のことは今でもうちのタブーの1つ。
中学に上がる前の春休み。
妹を除いた兄弟が祖母に集められ、父の死が不倫相手との心中だったと聞いた。
子供には優しい父だったけど、長男が産まれたときも孕ませた不倫相手と逃げたりと女癖はひどかったらしく、そのたびに不倫相手側の家族ともひどく揉めたらしい。
妹の病気のこともあったし、今思うとあれは溜まりに溜まったストレスが一気に弾けての行動だったのかなと思う。
ちなみ母は毎日父の墓参りに行ってる。父の話もちょっとしたタブーだ