彼女を家にあげると、「夫とは離婚する。あんな貧乏生活いやだ。
本当は東京で暮らしたかった。だから、今日からここに住む」と言い出す。
状況が飲み込めない私。でかいスーツケース持参のA子とその娘(0歳)。
とりあえず、話を詳しく聞くと
・安定していると思って公務員と結婚したけど、
出世の見込めない向上心のない男だから楽しくない。
・公務員がこんなに安月給だとは思わなかった(A子夫の給料明細を渡された)
・私子は子供がいないのに、こんなに広い家に住んでいてずるい
(増税前に分譲マンションを買ったので、2人暮らしのわりに広い)
・大学から東京の学校に通っていてずるい(それは私が一生懸命勉強したから)
・サラリーマンと結婚してずるい
・だからA子と娘をこの家に住まわせろ
と、斜め上すぎる訴えをしてきました。
そんなこと言われても困る。
離婚は決まったことなのか?そして東京に来ていることは
夫たちは知っているのか?と聞くと、「そんなのは関係ない。
とりあえず明日役所に行って転入届出すから。」と。
A子は地元の役所に転出届済みで、引っ越し先は我が家になっている。
こりゃ話にならない。と思い、私実家経由でA子実家に連絡。
当然だけど、A子がいない!A子娘もいない!貯金も全額引き落とされている!
事件に巻き込まれた!と大騒ぎになっていたらしい。
A子母から連絡を受け、厚く謝罪を受け申し訳ないが1晩だけ泊めてほしい。
明日の始発便で迎えに行くから。それまで逃げないように監禁してほしい。
と言われ、小さい頃から知ってるおばちゃんに言われたし…と渋々了承。
夫にも了承を得て、1晩だけという条件で泊めることにしました。
家を空けるわけにもいかないから…と私は翌日有給を取って
A子の夫と両親を待つことにしました。
ほどなくしてA子両親が我が家に到着。
玄関で土下座され、かなり困ってしまったけど、家に上がってもらいました。
A子とA子父が対面すると、いきなりA子父のビンタ。しかも往復。
それを止める私。泣き出すA子母。もうカオス…。
A子父「離婚するしないは夫婦で決めればいい。でも、何も言わず
乳飲み子を連れて東京に来るとは何事だ。しかも私子ちゃんにこんなに迷惑をかけて!」
A子母「とりあえず帰ってきなさい。これからのことは地元で話し合おう。」
A子「こんなはずじゃなかった。公務員と結婚したから貧乏生活させられている。
東京に来れば楽しい生活ができるから帰らない。」
私「なんでもいいから、今日中にお引き取りいただけるとありがたいです」
結局話にならないので、A子両親が引きずる形でA子とA子娘を連れて帰りました。
A子が持ってきたでかいスーツケースも手持ちのバッグも置いたまま。
これ、どうするんだよ…と思いましたが、
黒猫さんにお願いすればいいやと4人を見送り修羅場脱出。
A子両親から、地元に着いたという報告と謝罪の連絡をいただき、
直接謝罪させてほしいので予定を教えてほしいと言われましたが、辞退。
A子の荷物を着払いで送るから受け取ってとだけ言って電話を切りました。
さらに翌日、A子母が私実家に菓子折りとデパート商品券を持って
謝りにきたときに聞いた話を要約すると
・A子夫の給料がA子にとっては安すぎて1週間分の給料か?と聞いたら
A子夫は1ヶ月分だと言ったことが衝撃的だった
・公務員とはそういうものなのかと思いA子なりにやりくりしてきたが、
どうにもならず実家を頼っていた
・A子両親は娘が実家に戻ってくるたびに食料やA子娘のものを買い与えていた。
・A子は実家に頼っていることが後ろめたくて夫に黙っていたが、
夫にバレて「実家に頼るな」と怒られた
・A子夫は出世欲が低く、自分の稼ぎが少なければ嫁が働けばいいじゃん。
という考えだが、A子としては向上心を持って働いてほしいと再三言っていた。
・そんな折、A子夫両親から同居を打診されA子夫が勝手に承諾してしまった
(家賃が浮けばそれだけ生活が楽になると思ったらしい)
そんな感じでA子はキレ、実家に避難してもすぐに見つかってしまうだろうから!
と東京の私の家に突撃したということらしい。
実はA子、生粋のお嬢様。
実家は開業医。A子父はその道では県内有数、というか国内でも
そこそこ有名らしく患者さんが絶えない。
病院はA子兄と兄嫁が継いでいて安泰。
A子もどっかの医者と結婚するんだろうな~とボンヤリ思っていた私にとって、
A子が公務員と結婚すると決めたときは驚いた。
でも、A子両親は「娘の決めた相手なら」と結婚を承諾した
(ま、でき婚だったから反対も出来なかったのかもしれないけど)。
そんな彼女にとっては公務員の1ヶ月の給料が1週間分に思えても仕方ないのかもしれない。
A子、でも現実なんてそんなもんなのだよ。
ほどなくしてA子は離婚。
離婚に際してかなり揉めたらしい。
親権とか養育権ではなく慰謝料。実はA子夫とA子夫両親は結託して、
A子実家の金を目当てにしていたらしい。
A子夫婦と同居→手狭だからリフォームが必要→でもお金がない
→A子実家が援助→タダで住宅リフォーム、ウマー
それが出来なくなったんだから慰謝料よこせ!と言ってきたらしい。
代理人を挟んでサクッと離婚するつもりだったが、
色々ゴネて、脅迫まがいのことをしてきたA子夫家族。
結局は地元の有力者を太いパイプのあるA子父を的に回すと、
公務員とはいえやっていけなくなると分かったらしく、大人しく離婚に応じたらしい。
離婚への過程で色々ひどいことを言われたA子は精神崩壊。
一時は檻付きの病院に収監された。
現在は実家の敷地内に立派な離れを建てて娘をひっそり暮らしている。
先日、帰省したときにA子の様子を見に行ったときに、
離婚のときの話を聞かされ私も落ち込んだ。
たしかにA子はお嬢様ゆえに常識から離れているところもあるが、
いい子であることは確か。
ただ男を見る目がないだけだ。 (A子夫のことも、私の知らない世界を知っている
ワイルドな人!と思ったらしい。)
A子に「あのときはごめん。都会で生活して、素敵な結婚をしている
私子が羨ましかった。東京で一緒に暮らせば私子みたいになれると
思ってしまった」と言われ、私も泣いた。
小さい頃、いつもお姫様みたいな服を着て何でも持っている
A子が羨ましかった私にとって、A子にそんなこと言われるとは思ってもみなかった。
隣の芝は青いってこのことなんだな。
A子の家から帰ってきて、私母から「そういえば…」とA子母から渡された
謝罪のデパート商品券を開けたときが第二の修羅場。
なんと100万円分。
母は、大きな桐箱に入っているわ~お金持ちは桐箱に入れるのね。
と思って開封せずに私に渡したらしい。
さすがにこんな大金受け取れない!と返しに行ったが、
「大した額ではないのでいいのよ」と受け取ってくれなかった。
100万が大した額じゃないなんて…そりゃ1ヶ月の給料を1週間と思うよな~
なんとなく怖くて未だに商品券は使わずです。
これで終わりです。
長くなってすいません。大したオチもありませんね。
●コメント
ええと…これで終わりでいいの?
向こうがたいした金額じゃないと言うならもらっときゃいいじゃん
A子は自業自得だからほっておけとしか
お嬢様だろうと社会に出たら自己責任
●コメント
開業医かーいいなー
100万なんてはした金って言いたい
●コメント
大した額じゃないなら謝罪になってないよな
●コメント
商品券の出所はA子親なんだからA子娘のために使ってくれと
A子に渡してFOすれば良いと思うけどな。
らしいらしいの部分を鵜呑みにするのは危ない。