叔父は姪の私から見ても若々しいイケメンで、
先生と呼ばれる職種で高給取り。
中学から大学まであるスポーツで活躍してて、結局就職したけど
当時はプロからお呼ばれしてたそうな。
昔から文武両道を地でいってたモテ男だったと周囲は言うし、
50才になった今も確かに女性からのアプローチはすごい。
そんな叔父は独身で母親(私の祖母)と同居してる。
高校から彼女は切れたことないらしいが、
いつも恋人どまりで結婚までは漕ぎ着けない。
それは叔父自身がずっと
「子供いらない。自分の趣味を優先したい。」
と言って憚らないからだと思ってたけど、
祖母が体調を崩してから本性を知ったよ。
先の夫と同じで、祖母が臥せっても何もやらない。
正確には自分のことはやるけど、祖母のことは一切何もしないんだ。
私はたまたま就職した土地が叔父と祖母が住んでるとこで、
それでも車で一時間以上離れてるから頻繁に会ってるわけじゃなかった。
ある日、仕事中に祖母から着信があって、折り返すと電話口で泣いていた。
「死にそう。助けてくれ。」
そんなことを嗚咽交じりに言ってて、慌てて車を走らせた。
