小4の夏に、親の事業が失敗して夜逃げすることになった。
俺は丁度夏休みの最中だったんだけど、仲の良い友達にもしゃべるなって言われてた。
「今夜逃げるよ」
て言われた日、友達数人と当時流行ってたミニ四駆を持ち寄って遊んでた。
そろそろ帰宅しろって親に言われてた時間が近づいたとき、
かくれんぼやろうぜって言ってみた。
みんな久しぶりで面白いかもって賛成してくれた。最初は、言い出した俺が鬼になった。
俺はみんなの顔を思い出し、泣きながら100数えた。
一呼吸おいて涙を拭いてから大きな声で
「もーいいかい?」
みんなもそれぞれ大きな声で
「もーいいよ」
と応えた。俺は涙が止まらなかった。
