A子は
「ごめん!」
と言って慌てて起き上がったけど、そこで二次災害。
立ち上がろうと足をついた下に、
ペンが何本か転がっていて、またもコケるA子。
倒れたままのB君の胸に尻もちをついた。
私は
「ぅぶっふ!」
とか言う呻き声を上げるB君の肋骨より、
その上でA子がM字開脚をしている方が気になった。
その状況に気づいたA子も慌てて膝をおろしたけど、
B君の胸の上にペッタリ座り込む形になるだけだった。
A子は
「ごめんなさい!」
と更に慌てながら立ち上がろうとしたけど、まさかの三次災害。
B君の肩に両手を付き、脇の下辺りに足を付いて立ち上がったA子は、
足をB君の脇につまずかせてまたもコケた。
前のめりに倒れたA子は両膝をB君の顔の左右に落とし、
B君の顔の上に座り込む形になった。
B君の顔はA子のスカートで完全に隠れていた。
既に顔が真っ赤なA子は、B君の顔にまたがったまま
目を見開き、停止した。
やがて動き出したA子は、今度こそゆっくり立ち上がり、
荷物をまとめ、目を閉じたまま動かないB君を残し、
下を向いたまま無言で教室を出て行った。
A子がドアを閉めた瞬間起き上がったB君が
「俺のせい?」
と言ったあと、教室が爆笑に包まれた。
教室に残っていた人は当然全員見てたし。
とにかく大盛り上がりで、
文化祭準備そっちのけで有志による再現が試みられた。
B君だけが作業を続けていた。
このことが『奇跡の顔面鎮座』とか『To LOVEる現象』とか
『矢吹先生の祝福』とか呼ばれたり、A子が登校拒否(1日だけ)になったり、
学校に来る様に説得したり、そもそもわざとじゃなかったのか
裁判が行われたり。
色々あったけど、A子とB君が今では半同棲で、
大学卒業後に結婚するらしいので、いい思い出なんだと思う。
●コメント
漫画みたいだな
●コメント
素敵ねえ
漫画より事実のほうがよっぽど漫画っていういい例ですね
今まで生きてきて凄く衝撃的だった体験 146度目