もう20年以上前の話。
小学校の通学路に私鉄の踏切があった。
開かずの踏切として有名で、遅刻しそうなタイミングで引っ掛かると
ほぼ100%アウトなので、多くの子どもが危険を承知で
遮断機の下を通りぬけようとして事故に遭い死ぬ事件が毎年のようにあった。
私が覚えているだけで小学校6年間で5人の子どもと2人の大人が死んでいる。
特急が停まる駅の近くの踏切なので、
列車の速度が他の踏切より遅く一見通れそうに見えるのが原因らしい。
そのせいか列車と衝突しても交通事故で撥ねられたみたいな
感じになることが多く、回送列車に撥ねられて
首が吹っ飛んだ人以外はバラバラな死体とかは無かった。
当然小学校では、校長先生や教師連中は口を酸っぱくして
「そこは危険なので決して潜り抜けないように」
と指導していたが、言うことを聞かない子どもが
一定数いるのは仕方のないことだった。
