僕が中学校に上がりたての頃、向かいの家に1コ下の幼なじみがいたんだ。
いわゆる不思議ちゃん系の娘で、いつかは魔法使いになって空を飛びたい、
なんて言う可愛い思考を持ってた。
時々魔法のつえと称して、木の枝の出っ張った部分をカッターで切り落として
ハリーポッターの杖とか作ってたっけ。
ある夏休み、夜中にその幼なじみの声が窓の外から聞こえて目が覚めた。
カーテンを開けるとパジャマを着た全身の輪郭が白く光る彼女が浮いていた。
「やっと本当の魔法が使えるようになったよ~♪」
って屈託なく笑っていて、それがすぐに夢だと気付いた。
