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鬼嫁の種

【いい話】火災発生の通報を受け駆けつけた病院で、一番奥の病室で気を失っていた女性を救助した。後日気になって彼女のお見舞いに行き、改めて会ってみるととても可愛いらしい人だった。「お体は大丈夫ですか?」と聞いたが彼女は首を傾げるだけで・・・

投稿日:

看護師が少し困ったような顔をしながら紙に何かを書いて渡すと

彼女は笑顔になって、「ありがとうございました。大丈夫です!」

と書いて俺に見せた。

彼女はろうあ者だった。

しばらく二人きりで筆談し、趣味のことや小さいころのことなど

色々なことを話した。

耳が聞こえないということを感じさせないくらい前向きな人で

本当に楽しいひと時を過ごすことができた。

彼女は「もしよかったらまた来てくださいますか?」

と少し心配そうに聞いてきたので「では、またお邪魔します。」

と答えて病室を後にした。

彼女と話すために手話を勉強し始めたり、好物のお菓子を持っていったり…

そんな関係が続いて二ヶ月ほど経った非番の日。

俺はやっとどうしようもなく彼女に惹かれていることに気づいた。

彼女のことを考えない時がない。

俺はこの気持ちを告白することを決意した。

●コメント
消防士とろうあ者の嫁・・・どっかで見たな。
しかし劇的な馴れ初めじゃないか。

■俺
その阿呆な消防士がちょっと通りますよ

彼女の病室の前まで来たのだが、

いざ取っ手に手をかけると緊張のあまり、手が震えた。

一度、深呼吸をして気持ちを落ち着けてから引き戸を引いた。

その日は冬にしてはよく晴れて暖かい日であり、

やわらかい日差しが窓から差し込んでいたのをよく覚えている。

彼女はその光に包まれながら読書をしていた。

いつもの童顔で可愛らしい雰囲気とは違い、どこか大人っぽい感じがして思わず見蕩れた。

俺が来たことに気づいた彼女はいつものようにニッコリ笑って本を閉じ、

それからはいつもと変わらない時間を過ごした。

その中で「大事な話があるんだけど聞いてくれるかな?」と切り出した。

彼女が頷いたので思いの丈を紙に書いて渡した。

彼女はそれを見て不安そうな顔をし、何かを書き付けて寄こした。

紙には「私、耳聞こえないんだよ?一緒にいたら大変だよ?」と書いてあった。

すごく寂しそうな顔をしていた。

返事を一生懸命に考えてはみたが

残念ながら気の利いた言葉を言えるような素敵な男ではないので

思っていることをそのまま書いた。

「ただ傍にいたい。いつだって力になりたい。そんな理由じゃダメかな?」

ダメ元だった。

それを見て彼女は泣き出し、震える手で「ありがとう。おねがいします」

と書いた。

つきあっていく内に茄子と稲光が苦手だとか

実は甘えん坊で頭を撫でられたり抱きしめられるのが好きだとか

知らなかったたくさんの面を知ることができた。

つきあい始めてちょうど二年が経った日にプロポーズした。

相変わらず飾り気のない言葉だったが

嫁は顔を赤らめて少しだけ頷いてくれた。

ご両親には既に結婚を承諾してもらっていたが、

一応の報告と式のために二人の故郷、能代へと帰省した。

もうじき結婚生活三年目だけど、感謝の気持ちを忘れたことはないよ。

どんな時でも笑顔で送り出してくれる嫁がこうして傍にいてくれるからこそ

死と隣り合わせの火災現場でも俺は頑張れるんだから。

今からちょっと抱きしめてくる。

●コメント
もげろ

それから、現場で絶対にシぬな

●コメント
茄子がダメ→ナースがダメと脳内変換してしまったから
稲光はなんの略か真剣に悩んでしまったじゃないか

さくせん
ニアいのちをだいじに

●コメント
なんの病気で入院してたのか分からない

■俺
スマン。捻りとか何もなかった。

救助に入った病院にどうして入院してたのかは俺もよく知らないんだ。

でも火災の後の入院は呼吸器等が煙で少しやられたかららしい。

足の裏を火傷してて歩いて通院もできなかったみたいだしな。

嫁にはまだまだやってあげられてないことがたくさんあるから

二階級特進にだけは絶対ならないように頑張る。

●コメント
しっかりしてる君らは何歳?

■俺
嫁は今23、三月で24になる。

俺は今27、そろそろ28になるよ。

●コメント
若いのに立派だなぁ。
おじさん、君に酒おごりたくなっちゃったよ。

■俺
まだまだ未熟なオレンジです。

お気持ちだけ有難くm(_ _)m

●コメントA
め組のだいごでは、オレンジとは「レスキュー隊」のことを指して、
厳しい試験と厳しい訓練をへて
ようやくなれる、救助のエキスパート。

すげーじゃね〜〜か!

●コメントB
奥さんらしき人が鬼女板に書き込んでるね。
夫婦二人でお幸せに。

■俺
本日当直。

>>コメントA

ありがとう。

漫画では誇張されてるけど他の役職より優れてるとかではないよ。

たしかに訓練はだいぶキツくて何回か吐いたが。

>>コメントB

本当?

ちょっと探してみる。

あなたもお幸せに。

●コメント
コラ!当務中に2ちゃんしてんじゃねぇ!w

俺?俺は今日非番で明日公休だから無問題ww

映画化して欲しいような物語だな…

もげろ!

●コメント
モゲちまってもいいか?

■俺
すみません。

防災資料作成が終わったので息抜きをしていました。

勤務ご苦労さまです。

>モゲちまってもいいか?

どうぞどうぞ。

いきなり出動要請。

行ってきます。

●コメント
火の用心

■ここからは、関連記事です。m(_ _)m

■私
耳がきこえない私を選んでくれたこと。

大変な仕事をしてて疲れてるのに密かに隠れて手話を勉強してくれてたこと。

頭なでてくれたり抱っこしてくれたり、大事に大事にしてくれること。

外出したらはぐれないように手をつないでくれること。

何も伝えなくても家事を手伝ってくれること。

声は聞けないけど毎日幸せ。毎日好きになる。

今から頑張って夫のお弁当作ります。

●コメント
す、素晴らしい旦那様だ…

昔「君の手がささやいている」っていう漫画を読んで
主人公の夫にホレボレしつつ「こんないい旦那いないよなー」と思ってたけど、
実際にこんな方もいるんだね。

■私
ありがとう。

ちょっと不器用で恥ずかしがりなところがあるけど本当に優しい人。

でも大変な仕事をしてるから毎日心配で寿命が縮まりそう笑

●コメント
ちと感動した。

引用元: ・夫からの「愛」を感じる瞬間。2。
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/ms/1293063454/
引用元: ・結婚に至った過程を思い出して語るスレ 3
http://engawa.2ch.net/test/read.cgi/tomorrow/1285591289/

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