
トメが倒れた。
夫が、世話しにいってあげろといったので、「どうして?」ときいてみた。
「俺の母親だから、仕事でいけない俺のかわりに」といった夫。
「あんたの母親なんて他人だし。そもそも、私の母親が倒れたとき、
世話をしに行きたいといったら、あんたは私の母親は他人だから行く必要ない、って言ったよね?」
結局、私は母親のタヒに目にも会えず、葬式も、夫とウトメに土下座させられて出席できたくらい。
「だって、お前はもううちの人間なんだから。」
という夫。では、この家の人間ではなくなりましょう、といった。