この地区の中学校は市立でありながら県内でもトップレベルで
家で勉強しない子は確実に落ちこぼれるような感じでした。
うちの子はそれでも塾に行ったりコミュニティーセンターで先輩から
勉強を教えてもらったりしながらやっと授業について行っている感じでした。
このころは息子も遊ぶ時間がないことからA君とはちょっと距離が出来てしまったようです。
そのA君はお母さん曰く毎日ゲームや趣味のプログラミングばかりしていて
興味があること以外は全くやらないそうです。
逆にお父さんがA君の欲しがるものを与えすぎて困ったとも言っていました。
こんなことをいうのはすごく申し訳ないのですがその時は
正直A君の家庭を不憫に思っていました。
うちの子に障害がなく普通の子でよかった。その時は真面目にそう思っていました。
見下していたのかもしれません。
A君のお母さんと会って話す度にうちの息子が学校や家や塾で一生懸命勉強して
A君との差が開いていくのを楽しんでいたのかもしれません。
高校受験は息子の努力の甲斐もあって県内トップの男子校に合格することができました。
その頃A君は周りが受験でピリピリしているというのに相変わらず
好きなことをして飄々としていました。
息子が「Aはいいよな、毎日好きなことしてられて」と言っていたのを覚えています。
確かに勉強勉強の息子からみたらA君が羨ましかったのかもしれませんが
将来を考えたら好きなことばかりさせてられないと親なら思うはずです。私もそうでした。
しかしA君の両親はA君がやりたいことを自由にさせているようでした。
私はA君は将来どうなるんだろうな?
両親がいなくなったら生きていけなくなるんじゃないかな?って思っていました。
息子が高校に入ると些細なことで父親と息子が対立することがしばしばありました。
そんなときに3人で仲良くしているA君の家族を見ると疎ましく思ったこともありました。
息子が高校2年生になる年にA君はお父さん親戚のつてで
東京のプログラミングの専門学校に入ることになりました。
私はそれを聞いて小学校中学校高校と全然学んでない子が続くわけがないと思いました。
ましてやプログラミングなんて子供にできるわけがないと思っていました。
しかしA君は東京の親戚の家に下宿しながらその専門学校に毎日通ったようでした。
それからはA君のお母さんと会っても普段の他愛のない話ばかりで
A君のことはあまり話題にはなりませんでした。
息子は大学受験で第一志望は受からなかったものの
まあまあ名の通った大学に入ることが出来て東京に引っ越して行きました。
しばらくしてA君のお母さんからA君が就職していてもう働き始まっていたこと聞きました。
正直驚きました。まだうちの息子が大学2年も半ばで就活もこれからという時にです。
家で主人にそのことを話すと
「どっかの小さな会社に障害者枠かコネかなんかでお情けで入れてもらっただけだろう」
と馬鹿にした様子でした。その時私もそうだよねと思い気に留めないでいました。
その後、息子の就活が始まり息子はなんとか就職することができました。
小さいながらも業界では名前が通った商社です。
息子が就職してホッとしているのもつかの間、下の娘が大学受験で忙しない日々を送っていました。
ある日近所の別の方からA君が私でも聞いたことがある
大手の外資系の会社に転職したことを聞きました。正直驚きました。
学校にも行かなかった落ちこぼれのA君が私の息子よりも有名な会社で働いてる。
そのことだけでも気が狂いそうでした。
そんな矢先、ギャンブルが原因で息子が消費者金融から多額の借金をしていることを知りました。
私達が肩代わりできない額ではないのですが情けなくて
息子と刺し違えようかと思ったくらいでした。
主人と相談し地元に息子を呼び戻し主人の仕事を手伝わせることにしました。
表向きは主人の跡を継ぐということで。
近所には知られてないようですが常に後ろ指をさされているようで情けない毎日です。
A君のお母さんとは私の方から意図的に避けるようになっていました。
近所ですので嫌でも会ってしまいますがその時は世間話程度の会話を軽くするくらいです。
昨年の地元の祭の時、息子と娘と私が神輿を見物していると偶然A君とその両親に会いました。
相変わらず飄々としたA君は息子を見つけると息子の境遇を知ってか知らずか
「久しぶり!元気だった?俺今週いっぱい家にいるから飲みに行こうよ!」と息子を誘ってきました。
次の日、息子とA君は一緒に近所の居酒屋に飲みに行きました。
話が盛り上がったのか午前様でしたが次の日息子はA君に会えたことに喜んでいるようでした。
楽しそうだったみたいねと聞くとA君がしばらく前から
副業として自分で立ち上げたベンチャーが会社の耳に入り、
どうせだったらと会社が出資して新しく子会社として立ち上げることになったそうです。
そこで営業経験がある人を探していたそうでA君が息子を誘ってくれたそうです。
給与も息子が元いた会社よりも数段良い条件で出せるそうです。
私はそれを聞いて思わず「絶対それだけはやめて!」と息子に怒鳴ってしまいました。
息子はそれ以上何も言ってきませんでした。
あれから半年以上経ちましたがその話は息子から一切出てきません。
なぜこんなことになってしまったのでしょうか。息子が不憫でなりません。
ろくに学校にも行っていないA君が社会的に成功して子会社とはいえ社長になり、
必死に勉強してきた息子がいつまで続くかわからないような主人の自営業を手伝っている。
A君が悪くないことは分かっています。
でもあの飄々としたA君を考えるだけで悔しくて悔しくて仕方がないのです。
この気持ちを鎮めるにはどうすればいいのでしょうか。
●コメント
病院に行けばいいんじゃないですかね
●コメント
まずはその人を見くだす性格を治したら?
●コメント
A君もご両親も頑張った。素晴らしい。
お前は一生他人と自分を比べて地獄を味わえ。
引用元:奥様が文句や愚痴を言いたくなったらくるスレ
https://matsuri.5ch.net/test/read.cgi/ms/1593209674/