
私が小学校まで過ごした村には、
膿家と言って差し支えないレベルの家がごろごろあった。
私がハイハイしていた頃から「うちへ嫁に」と
40過ぎのおっさんが母親ひきつれて凸してきたことが
何度もあったそうだ。
恐ろしいことにそんなおっさんは1人では済まず、
小学校中学年ともなればひっきりなしに「縁談」が舞い込み、
通学中に声をかけられること数知れず
無理やり物陰へ引きずり込まれそうになったこともある。
母は自分自身と私を守るために夜逃げ同然で村を出て離婚した。
私が就職して数年たった頃、その村で、村おこしと銘打って
嫁募集キャンペーンをやったことがある。
それがローカル番組で特集されて、会社内でも話題になった。
同僚(バツイチ子あり30代半ば)が興味を持って
「農家のお嫁さんになってくれる女性は少ないから
お嫁さんはとっても大事にされるんだって」
「子供のためにも、自然豊かなところで育児したい」と言い出し