コトメはシンママで持病があり、入院するときもあった。
そういうときウトメに預けると言う名目で、結局同居の私達夫婦が世話をすることになった。
食べるものも若い人の味の方がいいし、自分はコトメの病院に通うからと言い訳して
完全二世帯の我が家に丸投げ。
でもコトメ子がとてもいい子でうちの子と仲がよかったし、苗字も一緒だから学校でも
兄弟と間違えられることもあった。一年の三分の二ぐらいは我が家で暮らしていたと
言っても過言ではなかった。
そして二十年近く経ってすでにウトメは故人。コトメは新薬が体にあって十年ぐらい前から
健康体に近くなったが「私は病人だから。」とウトメの看病と介護を一切手伝わなかった。
そんな母を子は後ろから見ていたらしい。
