
四十数年前の話。
当時は、犬を放し飼いにしている家があった。
実家の近所でも、気性の荒い犬が放し飼いに
なっていたそうだ。
その犬をふざけて棒でつついた男の子が、
怒った犬に服を食いちぎられたこともあったそうだ。
しかし動物が大好きだった私は、その犬を見かける度に
寄って行って、モフりまくっていたらしい。
母はいつも、ヒヤヒヤしながら、私を見守っていたそうだ。
そしてある日、母の恐れていたことが起きた。
私が誤って、犬の足を思いっきり踏んづけたのだ。
母は内心「ひいいいいっ!」となったそうだ。