
一年くらい前のこと。
大学から帰ってバイトも無かったから一人暮らしのマンションでいつも通りくつろいでたら、夜の11時くらいにチャイムが鳴った。
誰だろと思って覗き穴から見てみると見知らぬおっさんが。
「どちら様ですか?」
「○○(苗字)です」
知らん。
「あの……どちら様でしょうか?」
「○○です。○○A子の父親です」
一瞬、だから○○A子って誰だよって思ったんだけどすぐに思い出した。
中学時代付き合ってた元カノで、別々の高校になってからは自然消滅した感じで別れた女の子の名前だった。
「あの、ご用件は?」
「少し娘のことでお聞きしたいことがあります」
こんな夜遅くになんだよ、とは思ったものの相手の態度も冷静だったし、なんかあったのかと思って、とりあえず扉越しに話すのも失礼かと思ってカギ外して扉開けたのが間違いだった。