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鬼嫁の種

【ウルッとくる話】風俗嬢の私にプロポーズした夫。「親に紹介したい」と言われ、拒絶される覚悟で会いに行ったら、「何があったかは知らないけど、私たちは未来へ行くの。過去なんて関係ないわ。」と言われ、涙がボロッボロこぼれました。

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その後、借金の事を少しお話したら、黙ってうなづいて「貴方のご両親に会いたいわ。結婚するんでしょう?」とお母さんは言ってくれました。
そして、まあ、色々とありましたが最終的にお母さんは、私の毒親と縁を切らせていくれました。
毒親に1000万円を投げつけて「この子は私がもらうからね!これ手切れ金!付回したらストーカーとして訴えるからね!」と啖呵を切ってくれたんです。
流石に「やめてください!お金がもったいないです!」って止めたんですが、「私はいいの。お金なんて直ぐためられるから。やらせて。ね?」って言ってくれました。
結婚式も用意してくれ、「同居だと今の関係を崩すのは嫌でしょう?」と近距離別居も提案してくれ、嫁ではなく娘として接してくれて、優しい夫、お母さん、おばあちゃんに囲まれて幸せな日でした。

そのおばあちゃんが、先日亡くなりました。
私は、お棺にしがみついて「おばあちゃん!おばあちゃん!」って何度も泣きつきました。
その姿を見ていたとある男性が私に向かって
「そうやって取り入ったのか!まったくうまいことやったよこのあばずれが!」
って吐き出すようにいいました。
その人は、聞けば昔離婚したおばあちゃんの夫、つまり大ウトです。
おばあちゃんの手前、グッと我慢して無視を決め込みました。
お母さんはそんな私の背中をさすりながら「我慢してくれてありがとうね。私の父親なのよあの人…本当は来て欲しくなくて連絡取ってなかったのに誰か教えたのね」と言ってくれました。
その後、「財産分与がある」とお母さんが大ウトを含む親戚を全員応接間へ集めました。
財産といっても、そんなになくて、正式な遺言状ではなくておばあちゃんのノートに書いていた走り書きみたいなもので「お願い」って形らしいですが。
お母さんが、そのノートを読み上げました。
一通り読み終わると、大ウトが立ち上がって「俺にねぇのかよ!あ~あ!」とそのままごろんと寝転がりました。

腹たって腹たって仕方がなかったけどそういう席だし、殴ろうと立ち上がる夫をおさえるのでイッパイイッパイでした。
で、最後にお母さんが私を見て「貴方にもあるのよ」と言い出しました。
大ウトがバッと上半身を起こして「ちょっと待て!なんでこんなあばずれにあるんだよ!聞いたぞこいつ風俗嬢なんだろ!」と叫び始めました。
親戚全員シーンとなりました。
夫が「誰が言ったんだよコイツに!」と立ち上がって「言ったやつ出て来い!関係ねーだろそんな事!」と拳を上げましたが、何とか座らせました。
で、お母さんは私に向かって優しい笑顔でいいました。
「こっちに隠し財産があるんだって。あなたに全部あげるのよ。ついておいで。」
私は、黙ってお母さんについていきました。
隠し財産という言葉で親戚中がざわざわしながらついてきました。
ついた場所は台所。
「これよ。」と、お母さんは漬物の入った樽を指差しました。
私は、全てを理解して、漬物の樽を抱きしめてワァワァ泣きじゃくりました。
大ウトは、「その中に金入ってるのか!」と、私はあっという間に引き剥がされ、中身をあけられました。


中は、勿論ヌカ漬け用のヌカと、きゅうりと大根が漬かってるだけ。恐らくおばあちゃんが元気なうちに入れておいたのでしょう。
お母さんは私の肩を叩いて「おばあちゃんが倒れた後はね、私が毎日かきまわしておいたよ。だからヌカは元気よ。」と微笑んでくれました。
大ウトは「ハッハッハ!やっぱり!アバズレにはこれが一番だ!アッハッハ!」と高笑い。
この言葉に最後の最後で堪忍袋の緒が切れてしまいました。

樽からヌカを一つかみし、大ウトの顔にヌットリベッタリと擦り付けました。
「お前はおばあちゃんの…奥さんの漬物をおいしいと思ったことはないの?この気持ちがわからないの?あばずれより汚いのはお前のほうだ!」
後は私はワアワア泣きながら大ウトを追っかけまわし、玄関から靴もはかせずに追い出しました。
お母さんは「まったく、気持ちはわかるけどおばあちゃんのヌカ大事にしなきゃダメよ。まあ…帰りの電車の中あの人すごい異臭がするだろうけどね」と爆笑してました。

おばあちゃん、ありがとう。
私がヌカ漬けに興味をもってて「いいなあ、いいにおいのヌカだな」って言ったら「そんな事言うなんて珍しい子だね」何て会話がありました。
そして「私が死んだらこのヌカもらってくれる?」って元気な頃に言われて「何言ってるんですか!でも、私、おばあちゃんがヌカに飽きたら今すぐにでももらっちゃいますから!」って言ったんです。
覚えててくれたんです。
凄く嬉しかったです。

あ、DQNなのは、大ウトの顔にその大事なヌカをぬったくっちゃったのと、やっぱりおばあちゃんの手前切れちゃだめですよね。

●コメント
まるで小説のようないいハナシだなー

●コメント
いいなぁ大ばあちゃんのぬか床。
自分も亡くなったばあちゃんのぬか床が欲しかったよ。
くされ叔父野郎にとられて案の定腐らせられた。
なんていうか、おばあちゃんの毎日毎日がつまった大事な宝物だった。
幸せになってくださいねー

●コメント
ああ、鼻から汁が・・・

●コメント
乙です
しかし1千万を投げつけるとはすごいトメさんだな

■私
今、お母さんからTELが。
お母さんの「隠し財産の~」のくだりは、お母さんなりの大ウトへの仕返しだったようです。
そういえば、大ウトは悔しがってかんしゃく起こして帰ると思ったらしいです。
(実際、そういう人だったみたいです、つまらないことあるとかんしゃく起こして直ぐに出て行く)
でも、漬物がある場所までついてくるなんて正直思ってなかったそうで。
恐らくだけど、予想だけど。
私の毒親にポンとお金を出して縁を切らせてくれたのは、そういう事情があったからなんじゃないかなあ。

●コメント
大ウトの頭の悪さに頭痛がしたな。
離婚済みなのに遺産がもらえるとかどんだけ頭沸いてるんだよ。

●コメント
大トメの時代に離婚って大変なことだもんね。
そうまでして毒父から自分を守ってくれた母親の恩を
貴女に返したんだね。

食べ物、まして実の親以上の大トメさんのヌカを
投げつけるなんて、とんでもないDQNだ。
GJをくれてやる!

●コメント
あ、ごめんなさい、なんか荒らしちゃいましたね。
でも、誰かに聞いて欲しかったんです。
なんかこう、胸につっかえてるって言うとなんかへんな言い方だけど。
おばあちゃんが居なくなった寂しさと、覚えててくれた嬉しさを聞いてもらいたくて。
ありがとうございました。

●コメント
その嬉しさ、しかと伝わりました!

おばあちゃんはあなたの人柄をしっかりわかってくれてたから
「隠し財産」をくれたんだと思いますよ
これからも大切にしてあげて下さいね

●コメント
良い旦那さんの家族で良かったですね。

あと、蛇足ながら親の借金を払う義務は子どもには
無いんですよ…

これじゃ人身売買といっしょですからね。

【宣戦】義実家にしたスカッとするDQ返し71【布告】
http://life9.2ch.net/test/read.cgi/live/1209653568/

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