私と彼男は高校で知り合い、大学は別々になったけど付き合い続けて
就職難の時代ながらもなんとかお互い就職先を見つけ、数年。
環境も落ち着いてきたし、そろそろ、ということで
結婚話が出はじめた。
わが県は田舎ですが、彼男の家はその中でも立派な農村地帯でした。
なにしろその住所に、住宅はたった8件。あと全部たんぼ。
でも彼男両親はいい人で、こころよく歓待してくれ、
これならうまくやっていけそう…と思った。
ちなみに彼男の家族構成は
彼男両親、祖父母、彼男(長男)、次男、三男、長女でした。
彼男両親は
「うちの代でもう廃農するし、同居もする気ないから」と豪快に笑ってました。
トイレに立った時、彼男祖母に
「甘いこと言って、まったく」と
聞えよがしに言われて舌打ちされたけど、お年寄りってこんなもんかなと思っていた。
事態が急変したのは約半年後。
彼男が交通事故に巻き込まれ、大けがを負ってから。
