それくらいで最大の修羅場なんて・・・と思われるかもしれないけど、
子供の頃だったから本当に修羅場だった
高校生になって家が貧乏だから学校に許可をもらってバイトをすることになった
そこは新しくできるラーメンのチェーン店で、新規でバイトを募集してたこと
家から自転車で五分でつけるので、夜遅くなっても安全なことから親にも学校にも勧められて応募した
バイトに受かった子たちは厨房を除いて女性しかいなくて、それも皆レベルの高い子ばかり
飲食店なのに髪染めてる、ネイルしてるような人も混じっていて、
飲食店っていってもこんなものなのかな?と思っていた
最初はバイトの女性だけで25人くらいいたんだけど、短期間にどんどん女性が辞めていった
一ヶ月後には10人ほどしか残らない
しかも残った子は何やら店長と親密な感じだった
女性が減っていくに連れて、店長は女性にバイトの後の予定を聞いて誘い出すようになった
中学卒業してまだ三ヶ月もたってないようなお子様な私にはその意味が全くわからなかった
そのうち店長が私にも声をかけるようになった
だけど私は親との約束もあるので、断ってすぐに帰っていた
でも店長はそんな私に「親の門限なんとかならないの?」と言い出し、
それも無理だと断るとイライラした様子を隠そうともせず
「俺の誘い断ったらバイト続けられないのわかってる?」と言い出した
本当に意味がわからず、「え、何でですか?私何かしましたか」と真面目に答えると、
見かねた厨房の高校生バイトくんが「店長、勘弁してやってください」と言い出した
私だけ状況を理解できなくて、でもとても危険な誘いをされていることだけはわかって怖かった
店長は「処ジョっぽいから食ってやろうかと思ったのにこんなブスどうでもいいわ、二度とこなくていいよ」
と吐き捨て、何か言おうとする私を厨房の高校生が止めた
家に帰ってバイトを首になったと話したら、両親や祖父母から
「飲食店のバイトすら首になるような仕事しかできないのか」と情けない娘だと言われて
今でもその時の言葉が胸に刺さってる
大学生になったときに近所のスーパーで厨房の人と再会したんだけど、
その時には私はもう大人だったから色々教えてくれた
