昔、婚約者と婚約者実家にあいさつに行った時のこと
最初は普通に話してたんだが、途中で婚約者父が
俺の左腕が無い事に気が付き
「お前、カタワかよ! ふざけんなよ!
カタワなんぞに嫁にやるために育てたわけじゃない
今すぐ出て行け!」
と、ぶん殴られて追い出された
婚約者は追いかけてきたんだが
「カタワなんぞといたらお父さんに怒られるぞ」
と言ったらすごすごと帰って行った
後日、書類をそろえて医療費と慰謝料
計3000万を請求に行ったところ
ちょっと殴られたぐらいで3000万とかふざけるのも
大概にしろと顔真っ赤にして怒りまくり
いやぁ人間って都合の悪いことは
本当に簡単に忘れちゃうもんなんだね
「先日殴られた件ではなく、2年前にあなたとあなたの娘さんが
事故で私の左腕をすりつぶした件ですよ」
と、ここでようやく思い出したらしくオロオロし始め
「あれはもういいって事じゃなかったのか」とか言い出す
「あなたの娘さんと結婚するのなら半分は家計が同一という事で処理して、
残りの半分はひとまず保留としていただけですよ」
