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鬼嫁の種

【ウルッとくる話】大学生の時に原付きで爺さんを轢いてしまった。「これで前科者か?どうしよう…」「死んじまったら補償が…」と下衆なことしか考えていなかったが、思ったより処分は軽かった。それは、爺さんが・・・

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13~4年前、俺は親元を離れて一人暮らしの大学生…

という名のロクデナシだった。

自己愛性人格障害の父親に反発しつつも

影響をモロに受けプライドばかり高く、

傲慢さを誇りと取り違え、

感謝の気持ちを知らない鼻持ちならない香具師だった。

そんなとき俺は交通事故を起こした。

原付で90歳の爺さんにぶつけてしまった。

夜中とはいえ横断歩道を渡っていたのに

直前まで気が付かなかったこちらのミス。

地元の名士だったらしく、

集まってきた付近の住民たちが口々に俺を責め立てる。

救急車で運ばれる爺さん。

オタつきながら俺はこう考えていた。

「これで前科者か?どうしよう…」

「死んじまったら補償が…」

下衆だった。どうしようもなく。

一緒に走っていた友人に付き添われ、

逃げ出したい衝動を堪えつつ病院まで付いていった。

こいつは警察の事情聴取にまで付き合ってくれた。

そして略式裁判。

思ったより処分は軽かった。

それは、弁護士だった爺さんが・・・

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