
都内の大学病院で勤務していた時の話です。
50代の男性のダメダメ看護師がいました。
遅刻、突然の欠勤は当たり前、
カルテは誤字脱字だらけで読めない、
注射や点滴の抜去も下手で患者からクレームがくる。
注意しても反省する訳でなく、
なぜこんな人が勤続30年なのかよくわかりませんでした。
そんなある日、彼の不注意から病棟で大きなミスが発生しました。
ミスの事後対応に追われた私は思い余って、
病棟の医師と看護師長に
「彼を辞めさせてほしい」と直訴しました。
ところが二人とも「彼を首にすることはできない」の一点張り。
日頃の態度の悪さは十分承知している、
でも彼はそれを上回る能力を持っている、
という二人の説明に私は首をかしげるばかりでした。
病棟の年配の看護師にこの話をしたところ、
「まだこの病院2年目のあなたには話してなかったわね」
と説明してくれました。