
犯罪・胸糞注意。
新婚時代、夫婦の貯金を合わせて買ったマンションが、義実家の溜まり場だった。
毎週末、旦那が呼んだり、呼ばなくても来たりで、ウト、トメ、未婚のコトメがうちにいた。
勿論手ぶらで来る。
「あまり来るのは困る」と旦那に言ったが、
「みんな君みたいな家族が出来て嬉しいんだよ、君も嬉しいだろ。ね?」
とばかり言って話にならない。
テレビ観ながら私を除いた全員で談笑し、
私が作った料理を私が座るのも待たずに平らげ、
皿は運ばず、空いた皿を「これ下げてー」と言い、「もっと何か美味しいのない?」と言った。
私も馬鹿立ったと思うのだが、まだ若くて結婚したばかりで疑問を持たず、
「熱燗ちょうだい」「ビールある?」の声に応えて、せっせと運んだりしてた。
週末でクタクタに疲れるので、月曜は仕事にならなかった。金曜日が一番元気だった。
ある週末、せっせと出来た料理を運んでいて、そこにあるのは初めは覚えていたのだが、
ウト達が100円ショップで買ったという写真立てやら入った袋を蹴っ飛ばしてしまった。
袋の中でガシャンと音がした。
「ごめんなさい」と私が言うと、ウトが首を振りながら、
「○○ちゃん(私)、忙しい、って字は心を無くすと書くんだよ。
慌てて心を無くしてはいけないね」と言った。
トメや夫がウンウン頷いていた。
腹から何かがグワ――――ッと上がって来て、
テーブル板掴むと、「誰のせいで、心無くしてると思ってんじゃド阿呆が!!!!」