『ゴメンネ。保健所に連れて行っちゃった』
保健所の意味が解らなかった自分は、夜帰ってきた父さんにその場所の意味を聞かされ号泣。
次の日から母さんに冷たくあたっていた。
それから1ヶ月程経ち、猫の事も忘れていた。
そして学校から帰ってきた自分に、血相を変えた母さんが
『カバンおろして!すぐ病院に行くよ!』
何を言っているのか解らないままに手を引っ張られて病院へ。
そこは動物病院で、薬品の臭いがプンプンしていた。
奥の部屋にゲージに入れられた猫がいた。
覗き込むとやせ細って皮と骨だけの猫がいた。体にチューブが刺さっていた。
ハッ!と我に返ってその猫をもう一度見ると1ヶ月前まで自分が世話をしていた猫だった。
振り返ると母さんが泣いていた。さすがにその意味は理解できた。
『猫ちゃんね。ガンなんだって。もう治らないんだって。』
その言葉を聞いた時、1ヶ月前の母さんの言葉を思い出した。
本当は保健所なんかじゃなくて、動物病院に連れて行っていたのだと。
母さんが自分に心配をかけないように、そう言ったのだと。
その時、自分の中でいろんな悔し涙が出てきた。
その日はそれで帰ったけど、次の日から毎日病院に通った。
1週間過ぎた日にやっとチューブが抜かれた。
『辛かったね。本当に頑張ったね。』と言いながら母さんが最期のなでなでをやっていた。
自分は呆然と『死んじゃったんだ』と思うだけ。不思議と涙が出なかった。
亡骸を家に持って帰った。口から血が滲んでいた。体は硬くなっていた。
呼びかけても何の反応もしなかった。母さんがキャットフードと牛乳を持ってきた。
『これでやっと好きな物が食べれるようになったね』
牛乳とキャットフードを見た瞬間。涙が溢れるように流れた。
丁度1ヶ月前を思い出して。
●コメント
ご立派なお母さまですね・・・
●コメント
それほどでも (*´Д`)
●コメント
ほんと良いお母さんだな・・・。
(*´Д`)
●コメント
うるうる・・。
昔、うちのネコも病気で死んじゃったからよくわかるぅ。
でもあなたたちのようなやさしい人にめぐりあえて、そのネコさんも
幸せだったね。
引用元:(⊃д`) せつない想い出 その2 (´・ω・`)
https://www.logsoku.com/r/2ch.net/kankon/1079060188/