実家にある1部屋が実は座敷牢で、
一般的な家庭にはこの部屋がないと知った時が衝撃的だった。
三方を山に囲まれて自販機や公衆電話もないような集落で、
うちに限らずたいていの家には形は違っても座敷牢があった。
実家の地域では「座敷牢」とは言わず、
「奥座敷」「奥隠居」とみんな呼んでた。
うちは座敷から数部屋行った突き当りに「奥座敷」があり、
物心ついた頃には、その部屋は精米する前のお米や樽につけた味噌などが
置いてあった部屋だったので、違和感など覚えずに過ごしてきた。
結婚相手を実家に連れてきたとき、
奥座敷から米俵持ってきてと頼まれて、
相手といっしょに奥座敷に行ったら、
びっくりするくらい相手がドン引きしてた。
